WEB ANALOG MODELING SYNTH

ユーザーマニュアル

v1.2

1. はじめに

このアプリケーションについて

WEB ANALOG MODELING SYNTHは、ブラウザ上で動作する本格的なアナログモデリングシンセサイザーです。 インストール不要で、すぐに音楽制作や演奏を楽しむことができます。

主な機能

動作環境

このシンセサイザーは80年代のファミコン/チップチューンサウンドにインスパイアされたレトロなデザインを採用しています。 UIも音も、ノスタルジックな雰囲気をお楽しみください!

2. 基本操作

音を出してみよう

最も簡単な方法は、画面下部のキーボードをクリックすることです。 または、PCキーボードの以下のキーを押してみてください:

波形を変更する

画面左上のWAVEパネルで、4つの波形ボタンから好きな音色を選択できます。 それぞれ異なるキャラクターの音色が得られます。

音量と音色を調整する

各パネルのスライダーを動かすことで、様々なパラメータを調整できます。 まずは、FILTERパネルのCutoffスライダーを動かしてみましょう。 音の明るさが変化します。

初めて音を出す際、ブラウザのセキュリティポリシーにより、 何らかのボタンをクリックするまでオーディオが開始されない場合があります。 音が出ない場合は、画面上のボタンを一度クリックしてください。

3. 各機能の詳細

🎵 WAVE(波形選択)

シンセサイザーの基本となる音の波形を選択します。 それぞれの波形は異なる倍音構造を持ち、独特の音色を生み出します。

SAW(のこぎり波)
明るく鋭い音色。ブラス系やリード音に最適。 豊富な倍音を含み、フィルターでの加工に向いています。
SQUARE(矩形波)
ホローで太い音色。クラリネット系やベース音に適しています。 奇数倍音のみを含む特徴的なサウンド。
SINE(正弦波)
純粋で丸い音色。倍音を含まない基音のみ。 パッド系やサブベースに最適。
TRIANGLE(三角波)
柔らかく温かい音色。フルートやパッド系に適しています。 SINEとSQUAREの中間的な特性。

🎛️ FILTER (VCF)

音色を形成する最も重要なセクションの一つ。 特定の周波数帯域を減衰させることで、音の明るさや厚みをコントロールします。

Type
フィルタータイプを選択します。
• LOWPASS: 高域をカット(最も一般的)
• HIGHPASS: 低域をカット
• BANDPASS: 中域のみを通過
Cutoff
フィルターがかかり始める周波数を設定します。 値を下げると音がこもり、上げると明るくなります。
範囲: 100Hz ~ 10,000Hz
Resonance
カットオフ周波数付近を強調します。 高い値にすると特徴的な「シュワー」というサウンドになります。
範囲: 0.1 ~ 20

右上のON/OFFボタンでフィルターを無効化できます。 フィルターをOFFにすると、元の波形がそのまま出力されます。

📈 FILTER ENVELOPE

フィルターのカットオフ周波数を時間変化させます。 音の表情を豊かにする重要な機能です。

Attack
フィルターが開くまでの時間。 値を大きくすると、ゆっくりと明るくなる音になります。
範囲: 0 ~ 2000ms
Decay
ピークからサスティンレベルまで減衰する時間。
範囲: 0 ~ 2000ms
Sustain
キーを押している間、維持されるレベル。
範囲: 0.0 ~ 1.0
Release
キーを離してから音が消えるまでの時間。
範囲: 0 ~ 3000ms
Amount
エンベロープによるカットオフ周波数の変化量。 値を大きくするほど、効果が顕著になります。
範囲: 0 ~ 8000Hz

🌊 LFO(低周波オシレーター)

周期的な変調を加えることで、音に揺らぎや動きを与えます。 ビブラートやワウワウ効果を作り出せます。

Rate
LFOの速度(周波数)を設定します。 低い値でゆっくりとした揺らぎ、高い値で高速な変調が得られます。
範囲: 0.1Hz ~ 20Hz
Filter
フィルターのカットオフ周波数への変調量。 ワウワウ効果が得られます。
範囲: 0 ~ 4000Hz
Pitch
音程への変調量。ビブラート効果が得られます。
範囲: 0 ~ 100 cent

🔁 DELAY(ディレイ/エコー)

音を遅延させて繰り返すエフェクト。 空間的な広がりやリズミカルな効果を加えます。

Time
遅延時間を設定します。 BPMに合わせて設定すると、リズミカルなエコーが得られます。
範囲: 0.05秒 ~ 1.0秒
Feedback
エコーの繰り返し量を設定します。 高い値にすると長く繰り返します。
範囲: 0 ~ 0.9
Mix
原音とエフェクト音のバランスを設定します。
範囲: 0.0 ~ 1.0

📊 ENVELOPE (ADSR)

音量の時間変化を制御します。 音の立ち上がりや余韻をコントロールする、最も基本的なエンベロープです。

Attack
音が最大音量に達するまでの時間。 0msでパーカッシブに、長くするとパッド系の音になります。
範囲: 0 ~ 2000ms
Decay
ピークからサスティンレベルまで減衰する時間。
範囲: 0 ~ 2000ms
Sustain
キーを押している間、維持される音量レベル。
範囲: 0.0 ~ 1.0
Release
キーを離してから音が完全に消えるまでの時間。 長くするとピアノのような余韻が得られます。
範囲: 0 ~ 3000ms

🎚️ OCTAVE

キーボード全体の音程を1オクターブ単位でシフトします。 広い音域をカバーできます。

+/- ボタン
オクターブを上げ下げします。
範囲: -3 ~ +3

🎹 KEYBOARD

画面上のキーボードまたはPCキーボードで演奏できます。 最大8音まで同時発音可能です。

4. ショートカットキー

演奏用キー

キー 音名 説明
A C4 (ド) 白鍵 - ド
W C#4 (ド#) 黒鍵 - ド#
S D4 (レ) 白鍵 - レ
E D#4 (レ#) 黒鍵 - レ#
D E4 (ミ) 白鍵 - ミ
F F4 (ファ) 白鍵 - ファ
T F#4 (ファ#) 黒鍵 - ファ#
G G4 (ソ) 白鍵 - ソ
Y G#4 (ソ#) 黒鍵 - ソ#
H A4 (ラ) 白鍵 - ラ
U A#4 (ラ#) 黒鍵 - ラ#
J B4 (シ) 白鍵 - シ
K C5 (ド) 白鍵 - 高いド
O C#5 (ド#) 黒鍵 - 高いド#
L D5 (レ) 白鍵 - 高いレ

機能キー

キー 機能
Q オクターブを下げる
P オクターブを上げる

キーボードショートカットを使うことで、マウスを使わずに素早く演奏できます。 左手でショートカット、右手でマウス操作という使い方も便利です!

5. サウンドメイキングのコツ

🎸 リード音の作り方

🎹 パッド音の作り方

🎺 ブラス音の作り方

🥁 ベース音の作り方

✨ 特殊効果音の作り方

サウンドメイキングに正解はありません。 色々なパラメータを動かしながら、自分の耳で確かめて、 理想の音を探してください!

6. トラブルシューティング

❌ 音が出ない

解決方法1: ボタンをクリック
ブラウザのセキュリティポリシーにより、 ページ読み込み直後は音が出ない場合があります。 画面上のボタンやキーボードを一度クリックしてから演奏してください。
解決方法2: スピーカー音量を確認
OSやブラウザの音量設定がミュートになっていないか確認してください。
解決方法3: ブラウザを変更
古いブラウザではWeb Audio APIが正しく動作しない場合があります。 最新版のChrome、Firefox、Safari、Edgeをお試しください。

⚠️ 音が割れる・歪む

解決方法1: 同時発音数を減らす
同時に多くの音を出すと音が割れる場合があります。 演奏する音の数を減らしてみてください。
解決方法2: Resonanceを下げる
Filter の Resonance が高すぎると音が歪みます。 値を下げてみてください。
解決方法3: Delay Feedbackを下げる
Delay の Feedback が高すぎると音が大きくなりすぎます。 0.5以下に設定してみてください。

🐌 動作が重い

解決方法1: 他のタブを閉じる
ブラウザで多くのタブを開いていると動作が重くなります。 不要なタブを閉じてください。
解決方法2: エフェクトをOFFに
LFO、Filter Envelope、Delayなど、使わないエフェクトをOFFにすると 処理負荷が軽減されます。

🔇 iOSで音が出ない

解決方法: サイレントモード解除
iPhoneやiPadの本体側面にあるサイレントスイッチを確認してください。 また、音量ボタンで音量を上げてください。

7. 技術仕様

オーディオエンジン

対応ブラウザ

使用技術

セキュリティとプライバシー

このアプリケーションは完全にブラウザ内で動作します。 インターネット接続がなくても、一度ページを読み込めば使用できます(オフライン動作)。